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佐藤雅規さん 北海道スポーツ賞受賞

 北海道では、スポーツの発展に寄与した方及びスポーツの競技会において優秀な成績を収めた方に「北海道スポーツ賞」(知事表彰)を贈呈していますが、令和6年度の受賞者に硬式庭球部OBの佐藤雅規さん(昭和54年卒、現北海道緑庭会顧問)が選ばれました。

 

同賞は昭和37(1962)に創設されて以来、北海道スポーツ推進審議会で審議の上で贈られる名誉ある賞です。令和6年度の「スポーツの振興に寄与された方」を対象とした贈呈式が1021()ホテル札幌ガーデンパレスで開催され、佐藤さん(写真の前列左から2人目)ほか9名が受賞しました。(緑丘会HPにもニュース紹介あり)

 

佐藤さんは令和3年度札幌市民スポーツ賞も受賞されていますが(緑庭会HP「お知らせ」及び緑庭60号で既報)、今回の受賞理由は次の通り。

 

「平成23(2011)から令和2(2020)12月まで札幌テニス協会の理事長としてテニス協会の事業をとりまとめたほか、札幌平岸庭球場の設計や建設に専門家としてアドバイスを行い、施設の完成に寄与。平成18(2006)から10年間、札幌国際オープンテニスのディレクターを務め、企画運営を行い、プロテニス選手のプレーを直接観戦できる機会を提供する等、広くテニス競技の発展、普及に貢献」。

 

 同協会は主催・主管大会はじめ年間約60もの大会を運営する一方、講習会やイベント・行事も交えジュニアから高齢者まで幅広いテ二ス事業を展開しています。それらすべての先頭に立ってとりまとめてきた功績が受賞理由の筆頭に挙げられました。

また、札幌市平岸配水池の上にあった旧平岸高台テニスコートの耐震化改修に際し、専門家としてアドバイスを任され、施設再整備の完成に寄与しました。こうして平成30(2018)4月、国際大会基準のハードコート(デコターフ)20面を擁する道内最大の札幌平岸庭球場として生まれ変わりました。同庭球場は近年、北海道学生王座(全日本大学対抗テニス王座決定試合北海道地区予選)1部リーグの統一会場となり、男女各4校が揃って試合を繰り広げ、いまや北海道学生テニス界の頂点を競う大舞台となっています。

札幌国際オープンテニスは、男子テニスのフューチャーズ大会でした。そして、ディレクターの主な仕事はスポンサーを集め、会場や出店するショップ、ドロー数や大会推薦枠を与える選手を決めるなど多岐にわたります。国内で開催する国際大会は、札幌初開催の前年が僅か1大会のみで、参考事例の少ない中で開催の企画・準備がいかに大変だったか、計り知れません。大会運営の一助に、と故榎本正克さん(昭和37年卒)が道内在住のOBOG有志へ呼びかけ、大会プログラムに連名広告を掲出させていただいたことを思い出します。開催は連続10年で休止となりましたが、西岡良仁選手や内山靖崇選手はじめ、世界への登竜門に挑戦するプロテニス選手のプレーを札幌で観戦できる貴重な機会を提供し続けてくださいました。きっと新たなテニスプレーヤーを生み出し、北海道テニス界の底上げに繋がっていることと思います。

 

今回の受賞は、佐藤さんのみならず、私たちOBOGやテニス界関係者のすべてにとって喜びであります。また、現役学生にとっても偉大な先輩の存在を誇りとし、部活動にテニスにより一層邁進しましょう。

 北海道スポーツ賞受賞、おめでとうございます!ますますのご活躍を!

 

佐藤雅規(さとう まさのり)氏:小樽商科大学昭和54年卒、北海道緑庭会顧問、JPTAプロコーチ、株式会社アドヴァンテージ代表取締役、札幌テニス協会副会長、北海道テニス協会常務理事

© Otaru University of Commerce Ryokuteikai.